都内の不動産価格の行方

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不動産はいくらで売れるのか

相続が発生すると、誰もが気になるのが相続税です。

税金がかかるのか、かからないのか、かかるなら、いくら支払わなければいけないのか?
そしてそんなときに一番問題になるのが持ち家などの不動産の価格です。

特に、2015年1月から基礎控除額(「相続財産がこの金額までなら相続税は免除になります」という限度額)が引き下げられたので、地価が高い都内に自宅をお持ちの方は、相続税を払わなければいけない可能性が高くなっています。

「特に、不動産以外に資産がほとんどないか、または自宅以外の不動産も持っている」という場合、不動産の売却がかかわってくることが多いのです。

相続税のための申告と納税の期間は、資産を持っていた方が亡くなってから10ヶ月以内です。

そんな状況で慌てて不動産を売ろうとしても、なかなか良い価格で売ることは難しいと言えます。

そこで売却の可能性のある不動産については、良い価格で売れる方法をあらかじめ探しておくことがおすすめです。

そこで今回は、これからの「都内の不動産市況はこれからどうなるか?」についてのお話をお届けします。



  1. 2020年の東京オリンピック開催に向けて、都内を中心にした不動産価格はどうなっていくのか?
    2020年の東京オリンピック開催に向けて、都内の再開発が進んでいます。
    豊洲あたりに新築マンションが続々と建てられていたことも記憶に新しいですが、最近はそれほどでもないように感じます。

    実際はどうなのでしょうか?

    確かにアベノミクス効果でマンションは売れていますが、値段が上がりすぎてしまったために以前ほど勢いはなくなっています。

    それと、もう一つ、重要な要因があります。

  2. 海外情勢が日本の不動産市場に与える影響
    日本の不動産価格が上昇した背景には、アベノミクス効果に加えて、もう一つ理由がありました。
    それは、海外、特に中国の人たちが都内の新築マンションを大量に購入していたことです。

    ところが最近円高になってきたため、海外からの投資も減少しつつあります。
    (2015年の12月には1ドル125円近くあったのに、2016年の6月にはそこから105円よりを下回るくらいになり、20円も円高になっています。)

    もともと海外の投資家から見た日本の不動産価格の魅力は、日本の不動産が他の国よりも割安だったからです。
    それは、不動産の価格だけでなく、円安の効果もありました。

    ところが半年で20円も円高になってしまったため、その旨味もなくなりつつあります。

    さらに、最近の海外情勢の変化があります。

  3. ロンドンの不動産価格の下落が日本の不動産にも影響
    すでにご存知かと思いますが、最近イギリスがEUを離脱する、というニュースがテレビや新聞を賑わせましたね。
    国民投票で「EU離脱」が支持されてしまったので、これからその手続を進めていくことになった、という話です。

    それでも、「イギリスはEUを離脱して、本当にやっていけるのか?イギリス経済は大丈夫なのか?」
    という不安が高まって、イギリス、特に海外の会社が拠点をおいていたロンドン中心部の不動産価格は大幅に値下がりしています。

    今まで世界の不動産市場を一番引っ張っていたのはロンドンとニューヨークの価格でした。

    この2つの地域の不動産が値上がりしていたので、それと比較して日本が割安に見えていたのです。

    ところが、ロンドンの不動産価格がかなり大幅に値下がりして、その流れも崩れつつあります。

    EUの問題はまだまだ先が見えないので、海外に引っ張られて日本の不動産が上がるというシナリオがすぐに復活する見通しは立たないと考えた方がいいでしょう。

  4. 買い時か売り時か?

    海外の値上がりは見込めないとしても、日本の不動産価格はもう少し値上がりするのでしょうか?
    実は、2017年に4月に予定されていた消費税の引き上げが先延ばしされたため、不動産価格の天井は若干後にずれそうではあります。
    もし予定どおり引き上げられるなら、今年か来年がピークになる見込みでした。ですが、消費税引き上げの延期で、ピークは後ろにずれそうです。

    それにしても、不動産価格が上がるのは都内の限られた地域(区)だけで、東京オリンピックだからといっても、東京全域が値上がりするわけではありません。

    その上、海外の情勢までも考えに入れるとどんどん上がっていく状況ではありません。

    なので、買い時かと言えば、全般的には買い時ではありません。

    逆に、相続問題などで売却しなければいけない可能性のある方は、売りどきを探すには良いタイミングと言えます。

    実際に相続が発生してからでは、限られた期間内で売却しなければいけなくなります。

それでは、納得の行く価格で売れるかどうかわからないので、不動産価格が高い今のうちに、専門家に相談されてみてはいかがでしょうか?
あらかじめ、いろいろな選択肢を知っておくことをおすすめします。
(ご相談はこちら



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